林業植栽自動化進捗

2026年4月 みちびき実証事業の報告会を開催しました。

内閣府宇宙開発戦略推進事務局、準天頂衛星システムサービス株式会社
2025年度 みちびきを利用した実証事業
「林業植栽機械化のためのみちびきを使った自動走行実証事業」
成果報告映像

合同会社ビスペル
問い合わせ先
https://vispell.com/contact/

みちびき PPP-RTK受信機2個をイタリア製草刈り機に設置し、マシンの位置座標と方角をセンチメータ級測位で求めています。

独自のコントローラーを取り付けてマシンの油圧システムを制御し、オープンソースミドルウェアのROS2を用いて「走行」と「穿孔(穴あけ)」を自動化しました。

自動走行はパソコンで作成したルートファイルに沿って走行します。
オープンソースのGISアプリケーションQGISを用いて、緯度経度や平面直角座標系の単位で走行通過点を走行順序でリスト化し作成します。

今回、林業の「機械下刈り」施業ができるよう列間2.5m、苗間2mで植える設定です。

林業植林の全自動化を目指した最初のステップと位置づけており、農地レベルの平坦な地形で実証しました。マルチャーアタッチメントに固定された穿孔杭を自重で挿していくシンプルな方式で1回の穿孔処理で左右2箇所に穴があきます。

平均すると15秒に1箇所穴があけられ、1日5時間作業すると1200箇所となります。林野庁標準歩掛によるコンテナ苗植付と比較すると約4.5倍のスピードが可能となる計算です。

本実証で得られた成果を元に、今後林地での実証と、システムのブラッシュアップをすることで、人手不足の造林事業に省力化で貢献していきたいと考えております。

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